ソサエティ5.0時代でなくなる仕事、なくならない仕事 時代を生き抜く働き方

 

ソサエティ5.0時代の仕事は、どのようになっているのか?

無くなる仕事、無くならない仕事を考察し、これからの働き方について考えていきます。

ソサエティ5.0時代の仕事

ソサエティ5.0は、半歩先の未来を表す(出典:内閣府公式ページ)

ソサエティ5.0は、半歩先の未来を表す(出典:内閣府公式ページ

概要

平成30年12月28日、「労働施策基本方針」が閣議決定されました。

「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」では、労働者がその有する能力を有効に発揮することができるようにするために必要な労働に関する施策の総合的な推進に関する基本的な方針を定めなければならないこととされています。

政府は、この基本方針を元に、労働者がその能力を有効に発揮することができるように、働き方改革を推進していける社会を実現しようとしています。

その目指す社会は以下の通りです。

  • 誰もが生きがいを持ってその能力を有効に発揮できる社会
  • 多様な働き方を可能とし、自分の未来を自ら創ることができる社会
  • 意欲ある人々に多様なチャンスを生み出し、企業の生産力、収益力の向上が図られる社会

そのような社会で、無くなる仕事や無くならない仕事を以下で見ていきましょう。

無くなる仕事

AIやロボットの発達で、現在でも事務労働の一部は無くなりつつあります。会社の事務員さんが減った。事務の仕事の求人が無くなったことなどは、その一例でしょう。

職業を単純化して、「肉体労働」と「事務労働」と「頭脳労働」の三つに分けて考えましょう。低所得層は主に「肉体労働」に、中間所得層は「事務労働」に、高所得層は「頭脳労働」にそれぞれ従事しています。コンピューターは、いまだに商品企画や研究開発などの「頭脳労働」や介護や看護、建設などの「肉体労働」をできずにいる一方で、文書の作成や解析、事務手続きなどを効率化し「事務労働」に必要な人手を減らしています。(1)

<参考文献>(1)井上智洋『人工知能と経済の未来~2030年雇用大崩壊~』文春新書 34項

やはり、「事務労働」は無くなる仕事の筆頭のように感じます。しかも、「肉体労働」や「頭脳労働」もAIの発達によって無くなる仕事が出てくる可能性はあります。

無くならない仕事

コンピューターも人が開発している以上、何らかのプログラムを入れないと動きません。そのあたりで、いろいろ残ってくる仕事があります。

・クリエイティブ系(Creativity、創造性)・マネジメント系(Management、経営、管理)・ホスピタリティ系(Hospitality、もてなし)といった三つの分野の仕事はなくならないだろうと私は考えています。(2)

<参考文献>(2)井上智洋『人工知能と経済の未来~2030年雇用大崩壊~』文春新書 160項

小説を書く、映画と撮る、会社を経営する、看護師、介護士、などは無くならない仕事になってくるのではないでしょうか。

政府は、ソサエティ5.0時代にはサイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、人間中心の社会を創るとしていますので、IoTで人と物をつなげた新たな仕事ができてくるかもしれません。

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書)

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これからの働き方

昨今の働き方改革で、多様な働き方、多様なチャンスの創出が叫ばれています。

内閣府特命担当大臣の茂木敏充氏は、『一度社会に出た人がまた学校で学び直し、社会に帰っていくという「教育と社会の循環システム」が重要である』とインタビューで言われています。ソサエティ5.0時代に創出される新たな仕事に対応するべく、自分の強みを活かして、新たな技術を学んでいくことが大切になってきます。

また、労働時間の短縮も進んできています。今まで仕事をしていた時間を、自分磨きに費やすことが大切になってきますし、新たな雇用の創出に対応するべく、新たな技術を身につけることも必要になってきます。ソサエティ5.0とAI技術の発達で、自分を活かせるところを考える時になってきているのではないでしょうか。

ここがポイント

労働の部分では、労働時間の短縮や業種に応じ対策、賃金引上げ、安全で健康な職場環境や職場のハラスメント対策等。

雇用の部分では、同一労働同一賃金や正社員への転換、在宅ワーク、女性の社会進出、高齢者の活躍促進等。

政府は、能力を有効に発揮できる社会を目指しています。これからの働き方は大きく変わっていきます。

各分野における新たな価値の事例

ここでは、ソサエティ5.0時代の各分野の新たな価値の事例について見てみましょう。

医療現場では、ビッグデータをAIで解析し、ロボットによる生活支援や自動健康診断での健康促進、医療データの共有での最適な医療の提供などが挙げられます。

ものづくり現場では、顧客や消費者の動向、在庫管理や配送管理のビッグデータをAIで解析し、生産計画や在庫管理、多品種少量生産、物流の効率化などで人手不足の解消を目指し、顧客満足度の向上を図ることが可能です。

食品現場では、アレルギー情報や個人の嗜好に合わせた商品の提供、購入の利便性の向上など食品産業の国際競争力を高める可能性があります。

エネルギーの現場でも、需要予測や気象予測を踏まえ、安定なエネルギーの供給や環境負荷の低減を図ることが可能です。

以上のようないろいろな事例の中で、ビッグデータをAIで解析し、快適な生活を実現しようと政府は働きかけています。その中で、新たな雇用の創出もあるでしょうし、その時に、働ける一人一人になっていけるよう成長していきたいものです。

まとめ

ソサエティ5.0時代に無くなる仕事、無くならない仕事を見てきましたが、各分野の新たな価値の事例で見たように快適な生活を現出する社会になっていく時、自分ならどの分野で活躍していきたいか。どの分野で仕事を創造できるかを考えていくことが重要です。

価値を創造しないと、仕事がなくなってしまう危険性もあるということを心に留めておいてください。

 

エティ

道を切り開く人が一番偉い。

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