【2019年】社労士試験合格に必要な勉強時間とおすすめ独学方法&テキスト

 

今回、社会保険労務士試験の勉強時間と合格までの道のりについて、流れとおすすめテキストを紹介しながら考えていきます。今から社会保険労務士試験を目指す方、もう始めている方、どちらの方もよくチェックしてみて下さい。

必要な勉強時間は?

社会保険労務士試験の合格には、一般的に800~1000時間必要と言われています。

1年間時間を取って、毎日3時間勉強すれば3時間×30日×12か月=1080時間になります。

毎日3時間勉強時間を取るのは大変ですね。しかし、社会保険労務士試験に合格するには、それ位の勉強が必要だということを物語っています。

今からの勉強で、2019年の合格を目指している人は3時間×30日×6か月=540時間を目指しましょう。

一般必要時間に満たないですが、集中して540時間以上は勉強しましょう。

家での勉強だけが勉強ではありません。通勤等の隙間時間を有効に活用してインプット、アウトプットをしていってください。

問題集の所でも述べますが、一問一答など隙間時間を有効に活用することができます。

また、平日忙しい人は、休日にまとめて時間を取って、インプット、アウトプットに時間を費やしましょう。

ここがポイント

勉強時間は必要ですが、量より質が大切です。なんとなく読んでいるでは、身につきません。キーワードやよく出る所を集中して勉強していきましょう。メリハリがある勉強を心掛けましょう。

合格までの流れ・進め方

まずは、試験日までのスケジュールを立てて目標を明確にしてください。

1年間時間が取れる人は、1科目ごとにしっかり勉強して、過去問を解いて、横断学習していきましょう。

今から合格を目指す人は、6か月しかないので参考書でインプットして、問題集でアウトプットすることを繰り返しながら勉強していきましょう。

ここで参考例を書いていきます。

  • 2月 労働基準法、労働安全衛生法
  • 3月 労災保険法、雇用保険法
  • 4月 労働保険徴収法、健康保険法
  • 5月 国民年金法、厚生年金法
  • 6月 一般常識(労働、社会)
  • 7月 法改正、過去問
  • 8月 基本徹底、苦手科目、直前勉強

参考例を書きましたが、それぞれにあったスケジュールを立ててください。

試験日は、平成30年は8月26日でした。

平成31年の概要は4月中旬に社会保険労務士試験オフィシャルサイトで発表されます。

だいたい、8月の最終週の日曜日が試験日になっています。

スケジュールが決まったら、参考書と問題集を用意しましょう。

おすすめのテキストは、次の項目で紹介します。

参考書は、初めの使い方をよく見て使い始めましょう。

スケジュールに沿って、各科目のページ数を見て、1日何ページ勉強しなければならないかを明確にしてコツコツ勉強していきましょう。

2日目以降は、その日にやる勉強の前に、前日にした勉強の復習をする意味で、2,3分でパラパラとページをめくって勉強したところを見ましょう。太字やキーワードを中心に知識の定着を図りましょう。

だんたん大変になってくると思われますが、1週間もすればかなり知識の定着もあるので、1週間ごとを心掛けましょう。

おすすめのテキスト

ここでは、おすすめのテキストを紹介していきます。

私が使っていたテキストを中心にその他のおすすめも紹介します。

参考書

効率よく学習するために、よく試験に出る所を勉強していくことが大切です。

私が使っていた参考書は、「出る順 社労士 必修基本書(出る順社労士シリーズ)」です。

名前からして、よく試験に出てくる所を中心にした構成になっています。基本事項の取りこぼしのないように、よく出る所は徹底的に勉強していきましょう。

法改正・一般常識対策として使っていたのが、「無敵の社労士 完全無欠の直前対策」です。

法改正は複雑ですので、よくわかるように一冊参考書があった方が良いです。また、一般常識もまとめた参考書があった方が的を絞れます。厚生労働白書を読むのも良いですが、大変ですし、時間もありませんし、どこがポイントかも分かりません。その意味で、この一冊は重宝しました。

あとあったらいいのが、横断学習用の「社労士全科目横断総まとめ(みんなが欲しかったシリーズ)」です。

全科目勉強すると、同じような内容ですが、違うことが多いのが社労士試験です。内容を極めれば極めるほどこんがらがることが多いです。どこに提出するのか、どこが管轄しているのか、など覚えているようで覚えていないことが多々あります。基本事項ですが、知っていれば簡単でも、あやふやだと間違えてしまう問題も多いです。そのためにも、横断学習はやった方が良いでしょう。

過去問

次に、過去の問題集を紹介していきます。

私が使っていたのは、「出る順 社労士 ウオーク問 本試験型過去問題集」です。

参考書をLECの「出る順」を使っていたので、過去問も同じ「出る順」を使用していました。参考書にリンクしていたり、よく試験出る所を中心に構成しているので分かり易かったです。

合格までの流れ・進め方でも書きましたが、一問一答の問題集「出る順 社労士 一問一答過去問」も使いやすいです。

一問一答形式で、隙間時間にも活用できます。

以上、おすすめテキストを紹介してきましたが、一度本屋さんで参考書をいろいろ見てみるのも良いかもしれません。自分にあった物、読みやすそうな物、いろいろあると思います。

効率的必勝法

社会保険労務士試験は、出題範囲が広く、覚えることも沢山あります。

ですので、よく試験に出る所を重点的に効率よく学習していかなければなりません。

勉強の順番も大切な要素になります。

まず、労働基準法を初めに勉強してください。労働する上で基準となる法律です。また、すべての科目に通じていく科目です。用語や法律をしっかり頭に入れてください。

仕事をした人、している人は、自分の会社や職場に当てはめてどうなっているかを見ていくと、いろいろ分かってくるかもしれません。

働き方改革も始まりますし、すごく身近な法律として勉強していきましょう。

その後は、労働保険の労働安全衛生法や労災保険法、雇用保険法、労働保険料徴収法を進めていきましょう。

雇用保険法は、失業保険を貰ったことがある人などは、イメージしやすい所があると思います。

公共職業安定所で、パンフレットを貰ってくるのも良いかもしれません。

社会保険は、健康保険法から進めていきましょう。

健康保険も身近な法律としてイメージしやすい科目です。

次に、国民年金法を勉強しましょう。国民年金は全員(免除者を除く)が払っていますし、将来年金も貰えます。

国民年金法を勉強した後に、厚生年金法を勉強していきましょう。逆では、よくわからないことになります。

こちらも、年金事務所で年金のパンフレットを貰ってきても良いでしょう。自分の年金額を計算してみるのも為になります。

そして最後に、一般常識を勉強しましょう。

ここがポイント

労働保険⇒社会保険⇒一般常識の順番です。平成30年度の合格基準を見てください。社会保険で点数を稼いでください。過去問と同じような問題が繰り返し出題されています。{健保・国年・厚年8点 労災・雇用7点 労働基準法・一般常識4点で46点合格}こんなにうまくいきませんが、どこで点数を稼ぐかを考えて勉強してください。

社会保険労務士試験の勉強で一番重要なのが、過去問です。

同じような問題が繰り返し出題されています。

過去問を解く上でポイントとなることが以下のことです。

  1. 過去10年間の問題を3回以上は繰り返し解く。
  2. 問題1択ずつ理解する。
  3. 問題に詰まったら参考書に戻る。

同じ問題はほとんど出ませんが、同じような問題は繰り返し出題されます。

問題1択ずつ理解しないと正解にならないこと多いです。正解を選ぶのか、間違いを選ぶのか。問題文もよく読んで解答しましょう。

その為に、繰り返し問題を解いてください。

次に日々の具体的な勉強法を紹介します。

今年の試験まで時間がないので、参考書を読んだら、その項目の問題を解いていく。各科目2週間位で一通り勉強する。

又は、2週間の間で最初の2,3日で一通り読んでその後問題を繰り返し解いて、分からない所は参考書に戻る。どちらかやりやすい方法で勉強してみてください。

2週間で1科目マスターする位の気持ちで勉強しましょう。それと合格までの流れ・進め方でも書きましたが、勉強する前に復習しましょう。復習しないと知識の定着ができません。

知識の定着ということで、忘却曲線についてのYoutube動画がありますので以下に載せておきます。

 

 

この要領で10科目勉強していく。

インプットとアウトプットの繰り返しが大事になります。

またまとまった時間がある時に、時間を計りながら問題を解いてください。

このように集中して、勉強することが合格への近道です。

あと、直前に各資格学校等が開催する模擬試験も受験してください。

試験の雰囲気を味わえますし、自分の実力が分かります。

少なくとも1回、できれば2,3回受験してください。

私は、最初の社会保険労務士試験の時、夏でクーラーがガンガンに効いていて、緊張と共にガタガタ震えながら試験を受けました。全然力を発揮できませんでした。模擬試験を受けることで雰囲気を感じれますので1回は受けることを薦めます。

 

まとめ

独学は大変ですが、明確な目標と、綿密なスケジュールと、自分にあったテキストで勉強することが合格の近道です。

インプットとアウトプットの繰り返しで、知識を定着させながら、忘却曲線を意識して、毎日継続して勉強していきましょう。

 

 

マコト

集中力は長続きしませんので、オンとオフのメリハリをつけて勉強していきましょう。

入念な準備が合格へと導いてくれます。頑張りましょう。

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