昨今話題の仮想通貨。どんなメリットがあるのでしょうか?また日本には浸透するのでしょうか?今後の動きをまとめました。
仮想通貨とは?
仮想通貨とは、インターネット上で取引きができ、日本銀行が発行する法定通貨である日本円などと違って、特定の国家による保証を受けない通貨です。
仮想通貨は法定通貨へ自由に換金することができ、法定通貨では海外への送金にたくさんの時間とお金がかかっていましたが、その手間を省くことができる仮想通貨はとても便利な手段としてビジネスシーンでも注目されています。
仮想通貨の種類は?
代表的な仮想通貨といえば最近CMでも目にする「ビットコイン」ですが、そのほかにもたくさんの種類が存在します。
仮想通貨は現在1500種類以上あると言われていますが、 この1500種類の通貨が全て安全で信頼できるとは限りません。日本国内の仮想通貨取引所に上場するには金融庁の許可が必要なため、国内で上場している仮想通貨は多くはありません。
代表的な国内で買える仮想通貨をいくつかご紹介します。
- ビットコイン:言わずと知れたビットコイン。初めて作られた仮想通貨です。
- リップル:グーグルなど複数の有名企業が出資しています。アメリカンエクスプレスとの提携でさらに勢いが増しています。
- イーサリアム:マイクロソフトなどの有名企業がイーサリアムについて研究中。大幅なアップデートをする可能性もあるそうです。
- ライトコイン:元グーグルの社員が発案したことで有名に。ビットコインの問題点を改良しました。
- モナコイン:ベースはライトコインで、2chから生まれた日本生まれの仮想通貨です。
他にも国内で買えるものは全部で15種類ほどあります。その他海外でしか買えないものなど、たくさんの仮想通貨があります。
たくさんありすぎてどの仮想通貨を購入するか迷ったら、まずはの日本国内で上場しているものが安心と言えそうです。
仮想通貨の買い方
仮想通貨は事前に登録を済ませた仮想通貨取引所で購入することができます。
有名な仮想通貨取引所は
- ビットフライヤー
- DMMbitcoin
- ザイフ
など。
海外の取引所では登録希望者が殺到したため新規登録を停止する取引所もあります。日本でもいつ停止になるかわからないので、まずは登録だけでもしておくといいかもしれません。
仮想通貨のメリット
それでは、仮想通貨にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
1、投資目的
ビットコインの急激な高騰は記憶に新しいと思いますが、どの仮想通貨もまだまだ伸びしろがあります。資産を増やすために投資目的で購入できます。
2、手続きが早い、安い
海外への送金に仮想通貨を使用すると、手数料はほとんどかかりません。ビットコイン」なら実質0円です。その上手続きにかかる時間も短いのでとても便利です。
3、為替レートに左右されない
法定通貨だと毎日変わるレートで時には損をすることもありますが、仮想通貨ではそもそも国は関係ないのでどこの国で使ってもレートで損をすることはありません。これは海外旅行などでも嬉しいですよね。
仮想通貨のデメリット
反対に、もちろんデメリットもあります。
1、大損の可能性も
大幅に高騰するということは、逆に下落してしまう可能性もあるということです。投資して儲かればいいですが、大損の可能性も視野に入れる必要があります。
2、インターネット環境が必須
ネット上の通貨なので、もちろんインターネット環境とネットに繋がる端末が必要になります。インターネットが随分普及している現代でも100%ではありません。
3、送金ミスやウォレットのパスワード紛失
紙幣のような現物がない状態での取引なので、操作ミスなどが起きやすいこともデメリットの1つです。仮想通貨を入出金する際には英数のランダムの預入アドレスを打ち込むのですが、アドレスを一文字でも間違てしまうと、取り消しができないので通貨が消えてしまいます。また、通貨を入れておくウォレットのパスワードを紛失してしまうと引き出せなくなってしまいます。厳重に管理する必要がありますね。
仮想通貨の便利な面や魅力的な面だけにとらわれず、現実的にしっかりと自分で管理する姿勢が大切です。
仮想通貨が日本にまだまだ浸透していないのはなぜ?
仮想通貨を購入する場所はたくさんありますが、それでも日本にはまだまだ浸透していないと言われています。
その理由としてあげられるのが、日本人は円に対して絶対的な自信を持っており、「現金信仰国」と言われています。もちろん国際的にも円の信頼性は非常に高いと言えます。
そのため、わざわざ信頼している円を仮想通貨に変えて保有することに抵抗感があるのです。
そして、日本で仮想通貨を保有する人のほとんどが投資目的で、仮想通貨で支払いができる場所でも実際に使用することが少ないということも挙げられます。
このようなことが日本で仮想通貨の浸透を遅らせている原因となっているようです。
とはいえ仮想通貨元年という言葉も
浸透していないとは言えネット上では「仮想通貨元年」などという言葉も多く見られます。
ここ数年で、仮想通貨への認識はぐっと深まり、テレビCMや様々な広告などでもその名前をよく目にするようになりました。実際にビットコインが使えるお店やネットサービスも急激に増え、大手企業も続々と参入しています。
仮想通貨で1億円以上の利益を得た人の呼び名として「億り人」なんて言葉も流行しましたね。
結局浸透する?
ネット上だけでなく、既に日本の大手家電量販店を始めとした実際の店舗でも仮想通貨での支払いを取り扱っている所が急激に増えています。
また2020年のオリンピックまでに導入を目指す動きが高まるなど、仮想通貨の日本への浸透は既に始まっています。
大手金融機関なども、仮想通貨の技術であるブロックチェーンに信頼を示すなど、その技術自体も広がりを見せています。
始めこそ不信感はあるかもしれませんが、仮想通貨が非常に便利なツールであることは否定できません。
やがて世界中に浸透し、仮想通貨が当たり前になる時代も近いかもしれませんね。
マコト
これからさらに広がりを見せるであろう仮想通貨。信頼できる情報からしっかりと知識を得て時代に取り残されないようにしたいですね!
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