【社労士監修】知って得する雇用保険 あなたは損してない?

 

失業した時に貰う、雇用保険の求職者給付の基本手当(いわゆる失業保険)について説明していき、損をしない失業保険の貰い方を見ていきたいと思います。今まで貰ったことがある人も、無い人も損をしない方法をチェックしてみて下さい。

雇用保険の受給要件

雇用保険は政府が管掌する強制保険制度です。

その中で、求職者給付の基本手当の受給要件をまず見ていきます。

基本手当は、失業された方が安定した生活を送りつつ、1日も早く就職できるようにしていただく給付です。その受給要件は、原則として、離職前2年間に被保険者期間が12か月以上必要になります。ただし、倒産解雇等の理由により離職した場合、期間の定めがある労働契約が更新されなかったことやむを得ない理由により離職した場合は、離職前1年間に被保険者期間が通算して6か月以上必要です。加えて、基本手当の給付は、雇用の契約や就職が内定及び決定していない失業の状態にある方にのみ支給されます。失業の状態とは、次の条件を満たす場合のことを言います。

  • 積極的に就職しようとする意思がある
  • 何時でも修飾する能力(健康状態、環境)があること
  • 積極的に仕事を探しているにも関わらす、現在職業についていないこと

雇用保険の受給日数

次に、基本手当の所定給付日数(受給日数)を見ていきます。

基本手当の所定給付日数は、雇用保険の年齢、期間、離職理由により決まります。このうち、倒産解雇等の理由により離職した場合、期間の定めがある労働契約が更新されなかったことやむを得ない理由により離職した場合は、所定給付日数が手厚くなる場合があります。詳しくは、ハローワークの基本手当の所定給付日数で確認してください。

また、受給できる期間は、原則として離職日の翌日から1年間です。

雇用保険の受給金額

ここでは、基本手当の受給金額を見ていきます。

正確な金額は住居所を管轄するハローワークに提出いただく離職票に基づき計算しますが、給与の総支給額により、概ね以下のとおりです。

  • 平均して月額15万円程度の場合、支給額は月額11万円程度
  • 平均して月額20万円程度の場合、支給額は月額13.5万円程度
  • 平均して月額30万円程度の場合、支給額は月額16.5万円程度

おおよその計算式は、(離職前6か月間の給与の総支給額の合計÷180)×給付率です。

また、給付額には上限、下限額があります。詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。

損しない貰い方

いよいよ損をしない貰い方の紹介ですが、今までは普通にハローワークで手続きして貰っていたと思います。より多く貰うためのやり方、損をしないやり方を知っておくと次からは損をしないようになります。それでは、具体的に見ていきましょう。

失業保険受給中のアルバイト

基本手当を貰うとき、ハローワークに行って手続きをすると、求職の申し込みなどをして必要書類を提出後に失業の認定がされます。その時に、アルバイトも含めて禁止だと思っている人が多いのではないでしょうか。しかし、アルバイトが禁止ではなくアルバイトをして申告しないのが禁止です。ハローワークに申告をしっかりとしていればアルバイトは禁止ではないです。基本手当は、28日分ずつ貰えますが、アルバイトをした日数分は28日から引かれます。その引かれた日数分は、後に回されてもらうことができます。これは受給期間は1年間が原則ですが、この期間内なら最後にまとめて受け取ることができるからです。ただし、アルバイトの日数や収入によっては、就職とみなされ後回しになった分が減額されたり、支給自体が無くなります。収入がいくらまでなら満額貰えるかをハローワークで確認することが大切です。

賃金日額アップ

基本手当の額は、離職前6か月間の給与に基づいて、基本手当の計算の元になる賃金日額を算出します。ですので、離職前6か月間の手取りの給与をアップさせておくことで賃金日額がアップし、失業期間中の基本手当の額もアップします。離職前は、残業等でなるべく給与を多く貰えるように努力しておくと良いでしょう。

再就職手当

基本手当を受給中に就職すると、その再就職の時期やその他の条件を満たしていれば再就職手当が貰えます。再就職手当の受給要件は以下の通りです。

  • 所定給付日数の3分の1以上かつ45日以上の給付日数が消化されていない
  • 1年以上の雇用が確実であること
  • 雇用保険に再加入すること
  • 基本手当受給前に離職した会社での就職でないこと
  • 過去3年間に再就職手当や就職支援金を受け取っていないこと

つまり、基本手当受給中でも早く再就職すれば多くの再就職手当が貰えるわけです。

加入期間と支給額

雇用保険の受給金額のところでも見ましたが、年齢や加入期間によって基本手当の貰える日数が変わってきます。何回も転職を繰り返している場合など、ハローワークで手続きをしないで、加入期間を通算していき、60歳位で失業した時多くの基本手当を貰うようにすることもできます。ただ、日々の生活があり、先が見えないので、そこはよく考えて行動する必要があります。

ここがポイント

損をしない貰い方とは、所定給付日数分をしっかりと貰うこと。取りこぼしが無いように期間をよく確認しておくこと。賃金日額をアップさせておくこと。これらのことを知っているだけで全然違います。

まとめ

雇用保険の基本手当の仕組みをよく確認して、失業中も生活していけるよう、基本手当を多く貰う努力や損をしないように仕組みを知ることが大切になってきます。あなたは、今までの受給で損をしていませんか?心当たりがある人は今回の記事を参考にして下さい。

エティ

ちょっとしたことですが、知っているのと知らないのでは大きく違ってきます。皆さんも気を付けてくださいね。

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