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ソサエティ5.0で生活は変わる
ソサエティ5.0は政府が掲げた新たな社会です。
「生活、経済、行政、地域」
4つの変革を基盤に最先端のIoT技術等を活かし、私たち人間中心の世界を構築するため掲げられた社会像です。
ソサエティ5.0で何が変わる?生活・経済・行政・地域、4つの変革とはこのソサエティ5.0が実現すれば私たちの生活は大きく変化します。
今回はそんなソサエティ5.0で変わる生活について紹介していきましょう。
ソサエティ5.0で変わる教育の場面
教えるのは先生だけじゃなくなる
そんな中で、子供たちに求められるのはどのような内容でしょうか。
政府は、変革が起き、激しく変化していくであろう社会において、Society5.0の社会を担っていくこどもたちに必要なのは、学びの基盤だとしています。つまり小中学校における義務教育では、そのような激動の時代を生きるために経済や情報の格差が拡大していく恐れがあるとしているのです。
政府の役目として、そのようなことのないよう、最先端の知識を追いかけることではなくSociety5.0時代に求められる基礎的な力を確実に習得できることが課題になるとしています。そのためには今までのように、一定の教員だけの教育ではなくなることが必要だと議論されています。そのために以下のようなことを政府は目指すとしています。
- 教師だけではない教育
- 紙だけではない教育
それまで義務教育の行っていた教員だけの経営から、スクールカウンセラー、ソーシャルワーカーをはじめとした専門スタッフとのチーム学校のあり方の確立。
さらに教科書など紙ベースで行っていた教育も、ICT など先端技術を活用板教育にシフトしていく必要性が議論されています。
日本に必要な人材を育てる
現代の日本ではソサエティ5.0の社会に突入するにあたって明らかな人材不足となっています。
最新技術のAIとともに共存していく社会のなかで人間の強みを発揮できる人材を育てるためには、文章の読解力、論理的思考といった基盤を確保しながらも、これまでの一斉一律から脱却するようになっていくのです。
その要となるのがIoT技術といわれており、今後最新技術を投入された授業により、教育の変化が進めば、ますますソサエティ5.0への時代のシフトも進むことでしょう。
またわが国の中でネックになっていた、地域格差の問題ですがこのIoT技術の発展により解消されることを期待されています。それまで地域において教育を受けることの難しかった世帯や、高度な教育を受けることの出来なかった地域環境での教育の問題もIoTの音質、画質の発展により解消できるのではないかと期待されています。
ソサエティ5.0で変わる医療・介護の場面
我が国は甚大な人手不足
わが国の医療・介護の人材不足が深刻だといわれるようになってだいぶたちました。
その経過は一向におさまる気配はなく、今後もむしろ悪化していくことが懸念されています。
とりわけ、介護においては深刻で2050年には930万人の人材不足がおきるという研究結果が北海道大学大学院医学研究院の研究グループによって発表されました。
医療も決して人事ではなく、東京商工リサーチの調査によると医療機関は2018年度の診療報酬と介護報酬の同時改定を前に249件の倒産が起きているといいます。
この主な原因はまさしく人材不足で、明らかな需要過多がおきているのです。
リアルデータを活かし医療・介護の場面を解消
このような、人材不足はまさにまったなし、といわれる状況にあります。
そのなかで医療・介護スタッフの育成が着々と進められる一方で、外国人の受け入れなど他方に渡る解決策が施工されていますが間に合わない状況になっています。
そんな中でSociety5.0の分野では、この状況に一石を投じるべくIoT技術の投入により人員不足の緩和を求めようとする動きに期待がかかっています。
Society5.0の社会では以下のような情報がカギとなります。
- リアルタイムの生理計測データ
- 医療現場の情報
- 医療・感染情報
- 環境情報
これらのリアルデータを蓄積し、AIなどの技術で解析することにより、医療・介護の現場における新たな価値を生み出すことを期待されています。
特に、以下のようなことが可能になるといいます。
- 介護における見守りや話相手の役割
- 医療における病気の早期発見
- 整理・医療データの共有で最適な治療を受けられるようになる
その結果、医療・介護のサービスに無駄がなくなり人員不足の解消がみこめるとのことです。
また、教育同様に、IoTの発達により地域での暮らしを続けながら最適な医療を受けることが可能になることが期待されているのです。
ソサエティ5.0で変わる物流
ソサエティ5.0で変わる5つの物流
日本の物流はsociety5.0により2030年に向けて大きく変革をするといいます。
その目玉として5つの物流というのがあります。
・つながる物流
・共同する物流
・人手を開放する物流
・創造する物流
・社会に貢献する物流
これはそれぞれ、ソサエティ5.0によって変化する物流の変化した姿を現すワードでもあります。
実際にどのように変わっていくのを次項で見ていきましょう。
どんなふうに物流はかわるのか
つながる物流は、IoT技術等により国内外の貨物や輸送機関がネットワークでつながり、物流をリアルタイムで管理できるようになります。
このつながるのは輸送機関だけでなく、小売・卸売事業者や行政機関も同様で、物流データの共有を図ることで、物流の最適化を目指すことができるとしています。
また、物流の情報連携によって、企業間だけでなく業種横断的な「共同」の取り組みが進みます。それにより、異なる荷主同士が同時輸送する、の輸送機材を共有するなど輸送効率の向上するとされています。
それまでになかった自動運転や、ドローンをはじめとする機材の導入により輸送にかかっていた人的コストも開放されます。
さらに蓄積された輸送データは、顧客の潜在的ニーズを創造するのにも適しています。また、データはいずれ最適な輸送や在庫管理システムを構築するのにも役立つとしています。
その結果、地球環境問題、大規模災害リスク等の社会的な課題にも影響するといわれています。
ソサエティ5.0の未来に向けての取り組み
民間での取り組みとしてはICT機器・システムの導入をすることで物流の効率化・高度化に向け、人材の担い手の確保、高齢化や物流ニーズの高度化・複雑化に対応していくとしています。
また人材不足の確保として物流ネットワークの維持・発展に向けた物流再設計と企業間連携を強化していくなどの取り組みをしています。
それにより、物流のの再設計に取り組み人材不足の問題を解消していくことが必要とされています。
政府としては戦略的なインフラ整備の推進としてインフラのIT化、ICT技術を活用するなどインフラ整備を進めるとしています。
また、「自動走行ビジネス検討会」をはじめとして物流の効率化・高度化に向けてデータ利活用等に向けた各省庁の連携を再構築する必要があるとしています。
ソサエティ5.0で変わる生活のまとめ
いかがでしたでしょうか。
現在、わが国の社会問題の根底にある人材の不足。
それを解消する大きな力となるのが最新のIT技術になります。
それを活用し人間の住みやすい世の中になるのがソサエティ5.0の目的のひとつとも言えるでしょう。
マコト
それまでAIやIoTなどロボットに任せることに悲観的な意見も多かったと思います。
特に、多くの仕事がそれにより奪われていくという危惧もいまだに人気の話題です。
しかし、その一方で新たな価値が生まれ仕事も増えていくように思います。
新たな技術とともに、人間が幸せに暮らす社会が訪れるとよいですね。
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