最近よく聞く「ICT」とは?身近な子育てにどのように活用されるか

最近、CMなどでよく耳にする”ICT”という言葉、一体何なのかご存知ですか?

デジタル関係に疎かったり苦手意識があったりすると、なかなか詳しい部分まで踏み込めないかもしれませんね。

この”ICT”、これからは子育て事業にもどんどん積極的に取り入れられていくものです。中身を知れば、直感的で意外とわかりやすく、とても便利であることが実感できるでしょう。

この記事では、既に子育て事業に導入されているICT活用法についてご紹介します。

”ICT”ってそもそも何のこと?

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ICTとは何の略で、どういった意味なのでしょうか?

「IT」と「ICT」の違い

「IT」という言葉には、まだ耳馴染みがあるかもしれません。この正確な意味をご存知ですか?

ITとは、「Information Technology」の略です。パソコンやインターネット、通信インフラ等を用いた「情報技術」全般のことを指します。

対してICTとは、「Information and Communication Technology」の略です。これは「情報伝達技術」と訳され、ITとほぼ変わらないことがわかります。

ここがポイント

ITとICTの違いは、ITはコンピュータ関連の技術そのもの・ICTは、その技術を用いた活用方法を指す、と考えると簡単です。

ICTは技術よりも、情報・知識のシェアといった面に焦点を当てており、人同士・または人とモノのコミュニケーションを重要視しています。

時代は「情報技術」から「情報”伝達”技術」へ

日本では「IT」という単語の方が流通していますが、国際的には「ICT」と表現される方が一般的でした。わが国でも、これからは個々が”IT”を使いこなすだけでなく、人と人が繋がるために技術を利用する、”ICT”がメインになってくるでしょう。

実は既に、わたしたちの身近にも活用されており、これからの活用法として様々な提案もなされてきています。

市町村・自治体で活用し始めているICT

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子育て事業、介護支援施設や病院等の施設においても、様々なICTが用いられ活躍しています。

総務省では、世界最先端のIT国家を目指すため2004年に「u-Japan構想」を策定しています。そこで保育園等の施設で用いる出席パネル、病院等のカルテや警備システムなど、ネットワークシステムやデジタルデバイスを利用する設備については、国からの補助金が出るようになっています。

児童福祉手当(子ども手当て)、結婚・出産・引越しなどのライフイベントが一括完了するという利便性、事務コストの削減、市民にも可視化しやすい環境になるなど、メリットが多いのです。

保育園で導入、便利な活用法

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子育てに焦点を絞ってみていきましょう。保育園や幼稚園など、子育ての初期段階からICTは活躍しています。

登園・退園記録は指一本で管理!

筆者の子どもが通う保育園では、登園記録について紙媒体での管理でした。しかしICTの普及のため、タブレット型のデバイス(タッチパネル)での管理に移行されました。

これまで、登園した時間や帰る時間を書き込まなくてはならなかった分が、名前と「登園ボタン」を押すだけでよくなり、職員も、児童一覧ページを見るだけで確認しやすくなっています。睡眠時間や体温など、他にも報告しなくてはならない部分についてのデジタル化も検討されています。

保育士の業務を減らせる

保育士の毎日の業務は山積みです。

  • シフト管理や日誌などの事務
  • 園児一人ひとりの持病・アレルギー管理や成長記録
  • 各家庭に配るおしらせ

など、このような業務を朝か、園児のお昼寝中、保育時間中に行います。そのような負担をICTが担うことによって、職員が園児と触れ合う時間を長く持つことが出来ます。

イベントの写真購入も、これまで職員が壁に貼り出したりアルバムにして、保護者が閲覧することにより注文していました。クラウドを活用しアップロードされた写真データから注文することで、職員の手間を省き、保護者も自宅でゆっくり選択できます。

ここがポイント

ICTの導入により、職員と子どもの接する時間が長く取れる、ミスが減らせる、保護者の利便性が確保できる、などのメリットがあります。

デジタル化社会を体感!小学校で利用されるICT

小学校に上がると、子どもたちが直にICTに触れる機会が増えます。

他学校と繋がり、意見交換

過疎化して児童の少ない学校の授業で、他の学校の子どもとつながり意見交換をすることが出来ます。その方法は様々ですが、思い思いのデバイスを利用してビデオ通話することが出来るでしょう。インターネットを通じ姉妹都市など、海外の児童と繋がることもできるので、幼いうちから国際的な感覚を養う大きな助けになるでしょう。

インターネットの正しい利用法を学習

筆者の子どもは4歳で、既にタブレットを使って動画サイトを見たりアプリでゲームをしています。それが小学生にもなれば、インターネットの大海原で様々な有害ページや危険にさらされる恐れがあるのではと、親として実感しています。

小学校にICTを取り入れることにより、インターネットの正しい使い方、人との繋がり方、ネットリテラシーとはどんなものか、インターネットを利用した事件などについてわかりやすく教えてもらうことができます。

将来の選択肢を広げる授業

インターネットがさほど普及していなかった頃の子どもは、「将来の夢」と言えばテレビで見た人・身近な職業をお手本にしていました。ICTで、もっといろいろな職種について知ることが出来、また実際に授業の中でその職種の人にインタビューすることもできます。

また、苦手な科目を直感的に学ぶことが出来る機会も増えるため、将来への選択肢が増える手助けにもなるでしょう。例えば算数が苦手な子が図形の面積を求めるとき、タブレットで図形を立体的に動かして見ることによって理解が深まるでしょう。

ここがポイント
  • インターネットに触れる機会が多くなることを見越し、危険性と正しい使い方を学ぶことが出来る。
  • より多くのものを見聞きすることが出来、将来の選択肢が増える

こどもの安全もおまかせ―ICTで位置情報の共有

子どもが友達と遊びに出るときだけでなく、登園・登校しているときでも、子どもの安全については心配が尽きません。特に昨今では災害が多く、教職員がついていたとしても何があるかわからないからです。そんなとき、ICTはその不安を解消するツールになります。

園の職員と児童、保護者が、GPSで繋がる

職員・児童・保護者がそれぞれ繋がる端末を所持し、GPSによって子どもの位置をいつでも特定することができます。通学路での事故・事件に巻き込まれる恐れに加え、災害時の救助率を引き上げるのは位置の特定が早いことが重要です。

ICTの活用で、施設と家のやり取りもスムーズに

園からのおたよりや保護者からのメッセージなどをデジタル化することにより利便性が高まります。例えお休みした日に大切なお知らせがあっても安心です。また、家と園、更に子供のかかりつけの病院と繋がれば、今飲んでいるお薬や体調についても細かくやり取りすることができ安心です。

厚生労働省は2015年度補正予算から、また文部科学省は17年度予算案で、幼・保育園でのICT活用のための補助金を確保しています。そのため、園がスマホなどの機器を導入しやすくなっています。これから導入率が更に上がっていけば、もっと安心と利便性が得られることでしょう。

マコト

これから、もっともっと身近になっていくICT。子どもたちの安全や豊かな教育の心強い味方になってくれるでしょう。また、子どもたちがICTを活用してどんなモノ・コトをクリエイトしていくかも楽しみですね!

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