【2019年】TOEIC730点突破に必要な勉強時間とおすすめ独学方法&テキスト

私は普段、英会話を指導する仕事をしていますが、TOEICの試験対策を行うこともあります。
生徒さんの目標スコアに合わせて、リスニングやリーディングのセクション別の攻略方法を提案してきました。

誰しもがTOEICには苦しめられるものですが、実は私自身もTOEICを受験して苦労した思い出があります。
今回は、そんな私自身のTOEIC受験経験談と、普段生徒さんにお伝えしているTOEIC攻略方法をお話しします。

TOEICを独学で勉強しようとしている方、特に多くの人が目標とする「730点」を突破するためにはどうやって勉強すればいいのかと悩んでいる方のお役に立てれば嬉しいです。

私がTOEIC730点突破に要した時間

私がTOEIC730点突破に要した時間

TOEIC対策のレッスンでよくある質問は…

  • 「TOEIC〇〇点取るにはどのくらいの勉強量が必要ですか?」
  • 「だいたい1日何時間くらい勉強すればいいですか?」

…といった疑問です。

当然ながら人によって必要な勉強時間は異なるため、「何時間勉強すれば何点取れます。」なんて明確な答えはできません。
現状のスコアと目標スコア、単語力、文法力、読解力、スピード…、など、生徒さんの英語力をあらゆる側面から診断した後で、お一人ずつに目安となる勉強時間をお伝えしています。

ここからは、私がどんな勉強をして730点を突破したのか、どのくらい時間がかかったのかについてお話しします。
この記事をご覧の方の英語力を個別に診断することはできないため、私の実体験を知っていただき、ご自分の勉強の計画づくりに役立てていただければ幸いです。

初めて受けたのは大学1年次の4月

私が初めてTOEICを受験したのは、大学1年次の4月でした。
英語クラスのレベル分けのために全員が強制で受験するものです。

それまでは「英語の資格といえば英検!」だと思っていましたし、TOEICの存在自体知りませんでした。
英検2級はすでに取得していたため、あえてTOEICのために何か勉強する気力も起きなかったのです。

何の対策もせず、大学受験を終えたばかりの脳みそでTOEICを受けた結果、「610点」というスコアが出ました。
ただ、当時はこの点数が高いのか低いのか、いいのか悪いのかも判断がつかず、スコアが送られてきて「…だから何?」と思った記憶があります。

大学の授業が始まり、同級生のTOEICの点数を聞いていく中で、自分の点数が「物凄く普通」だと知りました。
だいたいみんな同じくらいの点数を取得していたため、凄く低いスコアでもなければ、凄く高いスコアでもない、特徴のない点数だったことにがっかりしたものです。

という訳で、私のTOEIC受験は「610点」からスタートします。

730点を超えたのは大学2年次の1月

自分が取得した点数が「特徴のないスコア」だったことが思いのほか気に入らなかったため、次に受けるときは「特徴のあるスコア」を取ろうと決心しました。

たぶんですが…

  • 「人と同じ」でいることが心底苦手
  • 負けず嫌い

…といった性格も影響していたと思います。

ただ、「同級生よりいい点数を取りたい」という腹黒いモチベーションを胸に、何かのスイッチが入ったことは事実です。
大学の先生やネットの情報を頼りに様々な勉強方法を試しつつ、自分なりに「独学で」勉強し始めました。

結果、翌々年のクラス分けTOEICテストで、「770点」を取得しました。
大学2年次の1月のことでしたので、時間にして「1年9か月」です。

これは、一般的には「時間がかかりすぎ」な方だと思います。
完全に独学でTOEICの勉強をしていたため、効率が悪い方法で学習していたことが原因です。

だからこそ過去の自分を反面教師として、現在はより効率よく勉強できる方法を生徒さんにお伝えしている…ということです。
私の生徒さんは、大体3~6か月ほどで学習効果が現れ始め、おおむね1年以内には目標スコア突破を達成されています。

という訳で、私が「730点」を突破するのに要した時間は、「1年9か月」でした。

ここがポイント
  • 初めてTOEICを受けたときは「TOEICって何?」状態
  • 独学で様々な方法を試して、1年9か月後に730点を突破

独学でTOEIC730点は取れるのか

独学でTOEIC730点は取れるのか

マイペースに勉強した私でも730点を突破できたのですから、独学で730点を取ることは誰でも可能です。

と言われても中々信じられないのが人の性ですが、「本当に?」と疑って立ち止まっている時間の方が勿体ない気はしませんか?
もしも本当に730点を突破しようと思うなら、今すぐに行動を開始することをおすすめします。

ここからは、独学でTOEICの勉強をすることについて、私の経験、特に失敗談をもとにお話しします。
「こうやったら失敗する人もいる」と知ることで、自分にとって効果的な方法を見出すきっかけとしていただければ幸いです。

やってはいけない「孤独学」

まがいなりに大学受験を乗り越えた私は、「TOEICの勉強だって自分一人でできる!」と思い込んでいました。
これが一番大きな失敗であり、目標スコアに到達するのに時間がかかった原因です。

今なら分かることですが、誰の意見も聞かず、「孤独」に勉強している人は99.999%失敗します。

もしもあなたが…

  • 自分の納得いく方法で勉強したい
  • 周りから「こうしたら?」と指示されるのが嫌い

…と思っているとしたら、少し考え方を変えた方が良いでしょう。

私は見事にこの2つともピッタリと当てはまっていたため、長期間伸び悩む羽目になりました。
自分では勉強しているつもりなのに、スコアが全く伸びない」という、勉強のモチベーションにとって悪影響なサイクルに陥っていったのです。

もしもあなたがこの「孤独学」をしているとしたら、必ず誰かに「どうしたらいいと思う?」とアドバイスを求めてください
そのままの勉強を続けると、私のように「通常の2倍ほど」の時間がかかってしまいますから…。

独学以外の方法は非効率的

「孤独学」から解放されて、誰かの勉強方法やネットの情報を参考にする姿勢ができてきたら、今度は「自分を客観的に見つめる」チャンスです。
この段階に達してくると、TOEICのセミナーを受けたり、プライベートレッスンを受けることが、逆に遠回りになる」ことに気づくでしょう。

勉強を進めるうえで、誰かの成功例を参考にしたり、直接アドバイスを受けたりすることは非常に重要です。
しかし、誰かに頼りっきりになると、「TOEICの勉強をしている自分に酔ってしまう」ことがよくあります。

つまり、「TOEICで目標スコアを達成すること」ではなく、TOEICの勉強をすること」が目標になってしまうのです。
私も同様の生徒さんを多数見てきており、「惰性でTOEIC対策のレッスンを受けているな」と感じる人も実際にいます。

比較的早い時期に目標を達成される生徒さんは…

  • 「この問題の答えが〇〇なのはなぜですか?」など具体的な質問をする
  • 自分の学習の進み具合を客観的に把握できている
  • 行き詰まりを解消するためにスクールに来ている

…といった特徴が見られます。

このように、結局は自分で独学するのが主軸であり、誰かの指導を受けるのはあくまで軌道修正のためと考えるのがベストです。
自分を客観的に見つめながら勉強を進めることができれば、確実に730点は独学で十分達成できると断言しましょう。

ここがポイント
  • 誰の意見も聞き入れない人は確実に独学で失敗する
  • 逆に人に頼りすぎると、ダラダラと効率の悪い学習になってしまう

リスニングセクション対策方法

リスニングセクション対策方法

それではここから具体的に、「TOEIC730点突破」のための方法をお話ししていきます。

まず第一に、TOEICで高スコアを取得するためにはリスニングで点数を落とさないこと」がコツです。

TOEICはリスニングセクションとリーディングセクションの2つに分かれており、単純計算で1セクション365点以上得点すれば、合計730点以上になります。
しかし実際はこんなにきれいに得点できることは少なく、たいていどちらかに点数が偏るものです。

日本人のTOEIC平均スコアを見ると、「リスニングのスコアの方が高い」ことが分かります。
※参考:https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/lr/data_avelist/236.html#anchor01

私の所感ですが、TOEICのリスニング問題は「感覚的に解ける」問題が多いです。
「何となく、聞こえた単語が書いてある選択肢を選んだら合っていた」とか、「周りの人がマークする音が聞こえたタイミングに合わせて選択肢をマークしたら合っていた」という人までいます。

つまり、知識を使って考えるものではなく、ある程度「勘」で解けてしまうのです。
250~300点くらいは感覚に任せても取れる可能性がありますし、対策なしで人生初のTOEICに挑んだ私自身も、リスニングは300点取れていました。

ただし、一定以上は対策が必要ですし、リスニングのスコアに波がある場合は合計スコアも安定しないため、やはりリスニングセクションで安定して得点することが、730点突破への第一関門と言えるでしょう。

ネイティブの音声を確実に聞き取る方法

TOEICのリスニング対策の最初のポイントは、ネイティブの音声を確実に聞き取ることです。

  • 英語が速くて聞き取れない
  • アメリカ英語は聞こえるけど、イギリス英語は聞き取れない(訛りがあると聞き取れない)

こんな悩みを持っている人は、まだまだリスニング力が育ち切っていません。
おそらく、現在のスコアに波があり、安定して得点できていないのでは?と想像します。

英語を聞き取る力を伸ばすためにおすすめなのは、「シャドーイング」です。

シャドーイングとは、ネイティブの話す英語に続いて自分も英語を発音することを繰り返すトレーニングです。
「影」のようにくっついて読むため、ネイティブのスピードに耳を慣らすのに最適な訓練方法と言えます。

  1. リスニング音源と原稿を用意する。
  2. 目を瞑って音声だけを聞く。
  3. 原稿を見ながら、自分のペースで音読する。
  4. 原稿を見ながら、音声に続いて音読する。
  5. 目を瞑って、聞こえた英語を発音して読んでいく。

色々とやり方がありますが、私はこんなふうにシャドーイングトレーニングをしていました。
シャドーイングする前とやった後とでは、英語が聞き取れる量に圧倒的な差があり、単語一つ一つの輪郭がくっきりと浮かび上がるような感覚になります。

シャドーイング用の教材も販売していますが、私が使っていたのはこれです。

「TOEICのテキストじゃないじゃん…。」と思われた方、その通りです。
前述しましたが、リスニングは感覚の訓練に近いため、リスニング問題を解く練習をするより、リスニング力そのものを向上させる方が効果的なのです。

必要なものは「音声が聞けるCDやアプリ」と「放送の原稿」だけなので、これらさえあればどんなテキストでも使用可能です。
私はたまたま英検用のテキストがあったので、付属のCD音源と原稿を使って、ひたすらシャドーイング練習をしていました。

1日30分ほどのシャドーイングを毎日継続して行い、3か月ほど経ったころ、効果が現れ始めました。
単語がくっきりと聞き取れる、ネイティブの英語が速く感じない、むしろ遅いくらいに聞こえる…、など劇的な成長だったため、当然TOEICリスニングのスコアも伸びました。

ネット上では賛否両論ありますが、私や私の生徒さんたちのほとんどは、シャドーイングによってリスニングスキルが伸びています。
まずは英語を耳でキャッチできなければ理解も何もないので、リスニング力にお悩みの方はぜひお試しください。

話している内容を正しく理解する方法

シャドーイングでリスニング力そのものを強化したら、次は聞こえた英語の内容を正しく理解することを目指しましょう。

前述のとおり、TOEICのリスニング問題は感覚で解ける部分もあります。
しかし、ネイティブが話している内容を正しく理解している人の方が、正答率が高いのは言うまでもありません。

聞こえた音声の内容を正しく理解するためには、英語特有のイントネーションを掴むのが効果的です。

日本語は、「抑揚の少ない言語」と言われています。
普段耳にする日本語を思い出すと分かりますが、確かにあまり声の音程を上下させることって少ないですよね。

しかし、英語は「抑揚だらけの言語」です。
例えば、以下のYouTube動画をご覧いただくと分かりますが、声がかなり頻繁に上下しています。

このイントネーションに慣れると、「注意して聞くべきところ」と「それほど聞かなくてもいいところ」を判断できるようになり、英語を聞き取るのがかなり楽になります。
つまり、英語を正しく聞き取るための余力を残しておく、ということなのです。

日本語に置き換えると、例えば…

わ た し は え い ご を べ ん き ょ う し ま す。

…のように一言一句聞き取ろうとする人はいないはずです。
文字で表現していてもよく分からなくなりそうですよね。

たいていの場合…

わたしは 英語を 勉強します。

…のように大事なところだけを聞き取るのではないでしょうか。

英語も同様で、全ての英語を完璧に聞き取ろうとすると全体像が見えなくなります。
英語特有のイントネーションに慣れておくことで、内容を正しく理解するための余力を残しておくのが効果的です。

先ほどのシャドーイングでも、できるだけネイティブ音声の音程もマネして音読するとさらに効果的ですので、ぜひお試しください。

正しい選択肢を素早く選びだす方法

英語が聞き取れて、英語の聞き方も分かったら、最後の仕上げとして「正しい選択肢を素早く選び出す方法」をご紹介します。

TOEICのリスニングは、たった一度しか放送されません。
そのため、音声を聞きつつ、素早く選択肢の英語を読み取らなければならないのがとにかく忙しいのです。

この辺りはテクニックになってきますが、リスニング問題を解くときは、余白時間を使って次の設問を読むことが有効な手段です。

問題構成はpart 1から4までとなっており、それぞれのパートが始まる際には「問題の説明文」が読まれます。
普段からTOEIC対策の問題を解いている人であれば、この説明文は聞く必要が無いため、説明文が読まれている間に、設問と選択肢に目を通しておく、という作戦です。

音声より先に設問を読んでおくことで、「聞くべきポイントが分かる」メリットがあります。

例えば…

  • 「彼らはどこで話しているでしょう?」
    →話の場面や場所を表す言葉に注目する
  • 「〇〇さんは次に何をするでしょう?」
    →”will”や”be going to”など未来を表す表現に注目する

…のように準備することができるのです。

これはテスト本番にやろう!と思ってもうまくいかないため、普段から練習しておく必要があります。
問題を解きながら、常に次の設問、解きながらさらに次の設問…のように、どんどん先読みして解くように心がけましょう。

私が使った&レッスンで使うテキスト

ここまでご紹介したテキスト以外に、私が普段使っているテキストをご紹介します。

↑ワンフレーズでシャドーイングをしたいときに使えます。
どちらかというと初心者向け。

↑実際の問題に近い問題集です。
TOEICテストは2016年より新形式に移行しています。
より最新の問題形式でリスニング対策をするためにも、テキストは「新形式対応」のものを選びましょう。

ここがポイント
  • リスニングセクションは感覚で解けてしまう部分も多い
  • 英語が聞き取れないときはシャドーイングが効果的
  • 英語のイントネーションに慣れておくとなお良い
  • 設問の先読みをすることで聞くべきポイントを絞る

リーディングセクション対策方法

リスニングセクション対策方法

リスニングセクションとは異なり、リーディングセクションは「知識とテクニックで解く」ところです。
単語や文法、そして何より読解力が試されるため、TOEIC730点突破の第二関門となります。

ただ、リスニング対策が「感覚を鍛える訓練」に近かったのに対して、リーディング対策は「知識を応用させる勉強」だと言えます。
確実に正解を導き出せる手掛かりが必ず書かれているため、それらを見つけ出せるか、そしていかに正しく英語を読めるかがポイントです。

ここからは、リーディングセクションの攻略方法として、いつも生徒さんにお話ししているテクニックをご紹介していきます。

膨大な量の英文を読解する方法

TOEICのリーディングセクションは、とにかく文章が多いです。
制限時間内に100個の設問に答えなければならないプレッシャーと、脳を働かせ続ける集中力の勝負になります。

英文を読解する方法として、段落の最初の文章をしっかり読み取ることが有効です。

英語は結論から話す言語です。
文章の場合も同じで、段落の最初に内容の根幹となる話が書かれていますので、まずは1文目に注目して読み進めることで、大きな意味を把握することができます。

また、チラシやホームページ、メール形式の英文では、「誰が何のために書いたものなのか」を把握していない人が結構います。

例えばメールであれば…

  • 宛名
  • タイトル
  • 送り主

…といった情報を先に見ておくことで、かなり全体像が見えてきます。
隅から隅まで読んでいる時間は無いため、読むべき場所を決めておいて、なるべく効率よくとき進める練習をしておきましょう。

読解精度とスピードを向上させる方法

読むべきポイントが分かったら、今度は「速く正確に読む」ことに挑戦しましょう。

読解精度とスピードを上げるには、スラッシュリーディングが効果的です。

英文を読んでいると、ときどき読みづらい文章が出てきます。

【例】
Today, we are going to discuss the new idea for the next project that our customer is really interested in.

…この文章、読みづらくないですか?
もしも読みづらいと感じたら、切れ目を入れて読んでみてください。

【例】
Today, / we are going to discuss / the new idea / for the next project / that our customer is / really interested in.
「今日、/私たちは議論する予定です/新しいアイデアについて/次期プロジェクトのための/顧客が/大変興味を持っている」

…この小さな区切りごとに訳していくと、英語はどんな文章でも読むことが可能です。
決して言い過ぎではなく、逆に誰にも読めない英語の文章なんてものは存在してはいけないのです。

「じゃあ、どうやって区切るの?」と思った方は、文法の勉強を始めましょう。
区切り方は人それぞれですが、私の場合は「主語+動詞」でいったん区切り、「接続詞」前は必ず区切ると決めています。

この「主語」とか「動詞」を判別するためにはある程度文法力が必要ですので、足りないなと感じたらテキストで文法をおさらいすることをおすすめします。

このテキストは、私がいつも使っている「文法の辞書」とも言える大変信頼できる教材です。
中学~高校で学習する英文法、語法、イディオム、会話表現、熟語の逆引きといった機能がすべて備わっています。

例えば問題集をやりながら、解説に出てきた英文法について詳しく調べたり、重要語句を索引から調べて関連熟語を覚えたり、といったように使えるものなので、TOEIC対策と言わず英語学習において必ず持っておいてほしいテキストです。

ともかく、TOEICをより正確に、素早く読むためには、文法力をベースとしたスラッシュリーディングが一番有効だと思います。
残念ながらTOEIC本番試験では問題用紙に書き込みができないため、これはぜひ普段の学習で試していただきたい方法です。

part 5を1問10秒で解く方法

リーディングセクションで絶対に落としたくないのが、part 5の単文穴埋め問題です。
この問題を猛スピードで且つ確実に解くことで、TOEICスコアを安定させることができます。

およそ1問10秒で解くには、単語の品詞を重点的に学習しておくことをおすすめします。

例えば…

  • happy:幸せな(形容詞)
  • happiness:幸せ(名詞)
  • happily:幸せに(副詞)

…このような品詞の変換がすぐにできると非常に有利です。

品詞の変換ができたら、それぞれの品詞が文章中のどの場所に置かれるのかを知っておきましょう。
形容詞であれば「名詞の前」、名詞なら「主語の位置、動詞の後」、副詞なら「文末、動詞の前」のように、ある程度目安が立てられます。

実際の穴埋め問題も、空欄の前後を見ることで当てはめる品詞が分かるようになるため、単語の品詞の判別ができて、置く場所が分かったならば、1問10秒で解くことは十分可能です。
つまり、全文読む必要がなくなる、という訳ですね。

今まで「単語の品詞なんて気にしたことが無かったな…。」という人は、単語を調べる際に、意味の横に書いてある「動」とか「副」の表記に注目して、品詞の学習をしてみてください。
ともかく、part 5が安定してきたら、TOEIC730点突破は目前です!

私が使った&レッスンで使うテキスト

ここまでご紹介したテキスト以外に、私が普段使っているテキストをご紹介します。

↑文法問題に特化したテキストです。
いつも使うわけではないですが、特にpart 5を重点的に対策したい人にはおすすめです。

↑単語帳として持っておくと便利なテキストです。
品詞の説明はもちろん、関連語の解説も非常に分かりやすく丁寧です。

↑やや古いテキストですが、私はよく使っていました。
300語前後の短い文章と、日本語訳を照らし合わせながら読める機能性が好きで、スラッシュリーディングの練習に最適でした。
必修編はやや難しいので、スラッシュリーディングをするだけなら入門編で十分です。

ここがポイント
  • リーディングセクションは知識で必ず解ける
  • 制限時間のプレッシャーに打ち勝つには、速く正確に読む訓練が有効
  • part 5を得点源にするとスコアが安定する

まとめ

TOEIC730点は独学でも十分到達できるスコアです。
私自身も時間こそかかりましたが、自分なりに方法を考え、実践することで突破することができました。

ただ、いくら独学と言っても「孤独」に勉強することだけは避けるべきです。
行き詰ったら必ず誰かにアドバイスを求めて、打開策を講じてください。

私の方法が皆さんのお役に立てるかは分かりませんが、少なからず私や私の生徒さんには効果があった方法をお話ししてきましたので、試して損はないと思います。
今回ご紹介した方法をぜひ実践していただいて、みなさんが730点の壁を越えられることを祈っております。

マコト

TOEICは集中力との勝負でもあります。
精神を落ち着かせるために、私はよく森林浴に出かけます。
勉強に疲れたときにリラックスできておすすめです。

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